４ストエンジンについて
持ち込みのカートは９割以上が２ストのエンジンを積んでいます。
２ストのエンジンは、コンパクトでパワフルで音がいいですよね。
あえて短所を挙げれば、
かぶりやすいし、焼き付くことがあったり、オーバーホールのサイクルが短いところでしょうか。
４ストのエンジンは、
ストールしない、焼きつかない、長持ちする上に
メンテナンスはオイル交換位と不安なところかほとんどありません。
さらにガソリンを混合する必要も無いので、余ったガソリンは車に使えばかなりエコです。
反面、パワーでは２ストに勝てませんし音がレーシングカートっぽくありません。
それと、カートを立てる時はオイルを抜くかエンジンを降ろさなければいけません。
構造上エンジンは、２ストに比べるとかなり大きくて重いです。
どちらも短所・長所があるのでレースの４スト化には賛否両論あると思いますが、
２輪はとっくに切り替えているんですよね。
何より世間に広く認めてもらうのなら、４スト化は避けて通れないような気がします。
実際のところ、車ばなれの進む世の中なので、
メンテの簡単な４ストエンジンはもっともっと普及していいんじゃないかと思っています。
例えば新たに友達を連れて走りにきたときに、
エンジンがかからなくてピットロードで汗を流すことも、
５コーナーあたりで止まっている人を助けに走ることも、
予備のプラグやブレーキクリーナーを持ち歩くこともほとんど無くなって、
「走ること」に体力と時間、もしかしたらお金まで集中させることが出来ると期待しています。
その中から２ストへステップアップするような流れが作れを作りたいなぁ、
と最近考えております。
※写真はパンスピードのフレームに、スバルＫＸ２１０を載せたカートです。目標タイムは57秒台☆
